両親、友人、本当に多くの人たちが声をそろえてよかったという映画『ボヘミアン・ラプソディー』を水曜日に友達とみてきました。
結果、多くの人が感じているのと同様の感想をもちました。「新年早々、感動するいい映画に出会えたわ~いやー、本当に良かった!」
今回はアカデミー賞の前哨戦といわれるゴールデングローブ賞で作品賞、主演男優賞を受賞したいま最もアツいこの作品について書いていきたいと思います。
※以下、ネタバレを含みますのでまだ見てないよ~って方はそのつもりで
世代こそ違うものの、We Well Rock YouやSome Body to Loveといっただれもが1度は聞いたことのあるロックを生み出してきたイギリスのバンド、クイーン。主人公はそのボーカルとピアノを担当していたフレディ・マーキュリーです。
映画の中で好きなところはどこ?と聞かれると大きく分けて2つ。
1つは若者の持つ無鉄砲さ。バンドを結成後、しばらくの間資金不足だった彼らは移動に使うバンを売ってアルバムを作成したり、固定概念にとらわれない作曲方法で自分たちの夢を実現させるために全力を尽くします。「そんなんじゃ絶対に売れない」という周囲の反対を押し切ってリリースする曲が爆発的に売れてしまう、その野心的で破天荒なエネルギーはかっこいい以外の言葉が見つかりません。
もう1つは表舞台で輝く姿とは別にもつフレディ・マーキュリーの素顔。生い立ち、容姿、同性愛者といった彼が抱くコンプレックスがもれなく描かれています。アーティストとしての成功とは別に、そういった困難に一度は負け、親友を失い孤独に陥るシーンは見ていて悲しくなります。そして再起をかけてクイーンとして舞台に戻るとき、彼は自分が当時治療法の見つかっていなかったエイズに感染したとメンバーに告白するのです。
このシーンが実に感動的で、メンバーが気に掛けるのをよそに彼は気丈にふるまい、残された時間にすべてをかけると宣言するのです。このシーンまで彼の苦難を見てきた観覧者にとってはたまりません。
映画の最後はクイーン再結成直後に行われた20世紀最大のチャリティーコンサートで幕を閉じます。
こうしてみてみると、今まで何となく知っていたクイーンというバンドや歌詞の意味のとらえ方が本当に大きく変わりました。それをクイーンにそこまで興味がなかった僕が感じているっていうことがすごいんだろうなと思います。
ぜひまだ見てない人は僕と同じく乗り遅れ気味に映画館に足を運んでみてください☺