ロンドン旅行の第2回は観光地について。
軒並み主要な観光地は周れたが、今回は王道の二か所をピックアップしてみた。というのもその知名度もさることながら、実際に訪れた際の印象が非常に強かったからだ。
イギリスを語るとき、王室は避けては通れないほど象徴的な存在だ。特に先のエリザベス女王が崩御された際には国内のみならず世界が悲しみに包まれたし、旧ダイアナ妃の事故やヘンリー王子の王室脱退等、その一挙手一投足には大きな影響力がある。そんなイギリスの「王室の教会」にあたるのがウェストミンスター寺院。ここでは昨年行われた現チャールズ王子の戴冠式や、国葬といった特別な式典が催される。
また、イギリスの発展に寄与した歴代の王や文化人のお墓も存在し、シェイクスピアやジェーンオースティンといった英文学の主役達もここに眠っている。
外から見る以上に中は天井が高く、多くの部屋に仕切られており、大変細やかで豪華な装飾が施されている。あらゆるところに歴代の王が眠っている点が、王室の歴史の深さを物語っていた。
2.大英博物館
世界中から集まったありとあらゆる歴史的建造物が収蔵されており、高校で学んでいた世界史の実物がギュッと凝縮された空間であった。地域や年代ごとにエリアが分かれており、じっくり見ようと思ったら1週間じゃ足りないと言われているのも納得だ。
🇪🇬ラムセス2世
🇬🇷パルテノン神殿
そしてなんと博物館は無料で入場することができ、チケット購入時に好きな金額を寄付できるというスタイルだ。これは大英博物館に限らず、ロンドン周辺にある他の博物館や美術館も同様のようで、イギリス政府が教育的価値あるものへの補助金を拠出している。
街並みについては前回も述べたが、文化や歴史を大切にするイギリスの価値観というのは素晴らしいと思うし、こうしたところからも過去から現在にかけても世界をリードしてきた国の懐の深さを実感したのだ(一方上野にある国立科学博物館は貯蔵品管理のための設備費をクラウドファンディングに頼らねばならなかった、、)。
そしてお土産コーナーももちろん充実。何しろ世界と歴史に関するありとあらゆるものが揃っているから本当に選ぶのが難しい。訪れたのが旅行の初日ということもあって、やや買い控えてしまったが、これほどまで何を買おうか迷ってしまう時間もまた、充実していた。
扉窓で楽しみながら🇬🇧の歴史を学べる絵本を買ってみた。
ロンドンの観光地はその他ビッグベンやタワーブリッジなど挙げればキリがないのだが、今回は特に印象に残ったものを挙げてここまで。最終回の次回はイギリスが世界に誇るあのスポーツについてお伝えする。