もーりーの徒然

福島県出身の27歳。英語学習、海外、読書、野球。アウトプットの場所。

1.是枝作品がアツい

 おひさしぶりです。

 

 留学時代の約9ヶ月間続けていたこのブログをやめてほぼ1ヶ月。いよいよ続けてきたことを止めたことに対する罪悪感を抱き始めていたころ、僕の尊敬する先輩が毎日ブログを書くとかいう恐ろしい試みをしているのに感化されて再開することにしました。

 

 経験よりブログを書くことが近況報告、頭の中の整理、日々アイディアを模索することにつながるなど多くのメリットがあると感じています。

 

 これからも週1ペースで投稿し、皆さんの暇つぶしにでもなれば幸いです。

 

 さて、復学が後期からの僕はおよそ8月まで地元福島にいるつもりです。そこでありあまる(ように思われる)時間を少しでも有効活用すべく毎日1本TSUTAYAで借りたDVDを観ることにしています。

 

 To Doリストにチェックをつけるように、これまで『ラ・ラ・ランド』や『君の膵臓を食べたい』など今日までに見たかった約10作品を見終えました。

 

 そんな中、是枝裕和監督の作品に没頭しています。

 

f:id:baseballmori360:20180624233456j:plain

 話題の『万引き家族』は今年のカンヌ国際映画祭で最高賞であるパルムドールを受賞しました。映画館に見に行きましたが、アンダーグラウンドに生きる家族一人一人の思いを視聴者が痛感できる場面がたくさん散りばめられていて考えさせられます。

 

f:id:baseballmori360:20180624234204j:plain

 個人的に好きだったのが2013年に制作された『そして父になる』。子供の取り違えに翻弄される裕福で冷たい家庭と貧しくても温かい家庭。心の豊かさこそがやはり大切なのだと改めて再認識させられます。

 

 そのほかにも阿部寛主演の『海よりもまだ深く』や綾瀬はるか長澤まさみといった実力派女優ぞろいの『海街Diary』も観ました。どれももれなく見てよかったと思える作品ばかりです。

 

 この是枝監督の映画がなぜこんなにも魅力的で多くの人の支持を集めるのか。僕なりの考えは

 

 まず第1に家族を中心に描かれているということ。

 

 たとえ一緒にいれる時期が短くても、仲が良くても悪くてもすべての人が一度は必ず属する最初のコミュニティが家族。是枝作品はどの映画も主人公の立場・環境は違えど家族愛について書かれています。映画を観る中で視聴者はどことなく自身の家庭と出演者をだぶらせることで、より作品に親近感を抱くのだと思います。

 

 もう1つは豪華なキャスティング。

 

 家族愛や社会問題といったシリアスなテーマを扱う中で世界的に評価の高い是枝作品には演技力がすばらしい役者さんが多く出演しています。いわゆる二枚目俳優も多数出演する中で、リリー・フランキー樹木希林といった役者さんが家族を温かく見守る視点を作り上げています。

 

 と、映画評論家でもない素人がただ思ったことをつらつらと書いただけで説得力もあったものではないのですが、それにしても視聴者に多くのことを考えさせるという点で一見の価値ありです。

 

百聞は一見に如かず。この夏休みは是枝作品を通じて家族のカタチについて考えてみてはいかがでしょうか。