もーりーの徒然

福島県出身の27歳。英語学習、海外、読書、野球。アウトプットの場所。

2023年度大学入学共通テスト~英語~

今年度の共通テスト、英語を時間を測って解いてみた。今回はその講評回だ。ちなみに現在の英語はリーディングとリスニングそれぞれ100点ずつの計200点で成績が出る。

まずは私の結果からお伝えしよう。

リーディング:74/100(平均51.4点)

リスニング:88/100(平均67.2点)

計:162/200(平均118.6点)

4月から教員をやる身として8割の出来というのはいささか恥ずかしい、、。が、とにかくそれぞれの科目について講評したうえで感想を述べる。

 

◎リーディング

読者の皆さんは現在のリーディング問題の総ページ数をご存じだろうか。なんと、40ページもあるのだ。およそテスト問題とは思えないような冊子を受験生たちは駆け足でめくり続ける必要があり、とにかく文章量が多い。私も最近速く読むトレーニングを行ってはいないが、それにしてもまさか最後の問題までたどり着かなかったことに驚いた。

そして問題の大半は「読解力」というより、大抵はパンフレットや本文の流れを図表にまとめる「情報収集力」とでも言うような力を試される。語彙のレベルはかなり低く設定されており、受験生でも知らない単語はごくごく限られているため、とにかくものすごいスピードで読み進めていく力が求められている。ちなみに今年度の平均53点は過去最低点だったらしい。

 

◎リスニング

こちらは大きな特徴が無く、資料の空所を埋めたり図や表、問題文を先読みして聞きながら回答していく形式。平均点も過去最高だったようで、受験生によっては満点近くをとることも可能だったはずだ。

しいてあげるなら第5問が異常に難しかった。問27~33までの7問のうち4問を誤答と大苦戦。一連の音声から複数回答しなくてはならず、私のように聞き取れなくてやや思考停止に陥ると大怪我する問題だった。この第5問以外の誤答は1問のみだったため、全体を見ても顕著に難しかったと思う。

 

◎感想

8割どまりで話せることはあまりないのだが、下記の通り。

・R,L それぞれの問題密度を考えると1:1の比率は適当と言えない。時間もリーディングが80分に対してリスニングが40分なので、現状の形式なら2:1ぐらいの点数配分が妥当か。

・将来的にはライティングとスピーキングも導入してTOEFL同様、R:50、L:50、W:50、S:50が4技能バランスを考えても妥当。発信技能育成を普段の授業で学校が導入するためにも共通テストからの変革が必要と感じる。

 

受験生の皆さん、お疲れさまでした!