今週は家族で中国へ3泊4日の旅行へ行ってきた。
初の中国は北京にて天安門や紫禁城、西安では兵馬俑とまぁまぁ有名どころをさらった感じだ。帰国の便でこの記事を書いているが、この旅行が単なる観光地巡りや美味しいものを食べるだけのものではなく、5千年の歴史をもつ中国の理解を少しだけ深める貴重な経験になったと言える。
理由は旅行前に映画やアニメで事前知識を少し取り入れたためだ。
清朝最後の皇帝、「溥儀」は懐かしい響きだ。僕は高校時代世界史選択で習ったが、5年前の話となると名前ぐらいしか覚えていなかった。今回訪問した紫禁城は日本でいう皇居のような建物で、中国が王朝制だったころに皇帝たちが住んでいた場所である。
今回出国前に母親からの勧めで彼の生涯について描かれている『ラスト・エンペラー』という映画を視聴していた。
映画映画『ラスト・エンペラー』
実際に紫禁城に足を運ぶと、数日前に映画の中で見たシーンがよみがえり、時代の荒波に翻弄された溥儀の無念さを想像しながら施設を見学することができた。もし自分がラストエンペラーを見ていなければ「どんだけ広い家やねん」と冗談半分に突っ込んでいたくらいだろうが、そのおかげで「皇帝でありながらこの広い敷地の中で幽閉され、外界と断絶されていたのかぁ」ときらびやかな建造物を前に彼の生涯に思いをはせることができた。
また、同じく出国前に中国に関するブログを書いている人が兵馬俑へ行くならアニメ『キングダム』を見るべしという記事を読んでいた。
アニメ『キングダム』
キングダムは秦の始皇帝を主人公に据えたNHKのアニメで、兵馬俑は2千年以上前に秦の始皇帝がその権力を後世に残そうと埋蔵したおよそ6千体の兵士や馬の像である。興味本位で無料動画サイトから1話を見始めると、これがまた面白い。まだシーズン1の途中ではあるが、期待に胸を躍らせて兵馬俑を見ることができた。
180cm以上ある兵士達は今にも動き出しそうな迫力がある
旅の前にたかが映画一本、アニメ数話を見るか見ないかで吸収量に雲泥の差が出ることを肌身をもって感じた。今回の中国旅行で得た教訓である。
おまけ
知ってはいたものの中国でLINEやFacebook、その他SNSやgoogle関連が使えないことには本当にビックリした。フリーwi-flとかも関係ない。微信(We Chat)という中国版LINEで「天安門事件」と入力するとNo Resultになってしまう事実もしかり、改めて中国の情報統制には驚かされた。面白い。