もーりーの徒然

福島県出身の27歳。英語学習、海外、読書、野球。アウトプットの場所。

22. どんなおじいちゃんになりたいか

皆さんお久しぶりです💦前回の投稿から3週間が経過して重い腰をようやく上げた次第です。特に何か忙しかったとかではなく、ただの怠慢です。本当もう自分のさぼり癖には辟易としています。

 

さて、余談はこの辺にしておいて皆さんはどんなおじいちゃん、おばあちゃんになりたいでしょうか。この一年間は僕にとって老後について非常に多くのことを考えさせられました。アメリカ留学中にインディアナでバリバリ活動していたMamDadを皮切りに、SSEAYPのディスカッションプログラムではLiving in the Longevity Society (高齢化社会を生きる)を学び、帰国後は新年度まで母方の祖父母と暮らす毎日です。

 

そして今読んでいる小説が七十歳死亡法案、可決』。

 

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題名の通り、高齢者が国民の三割を超え、破綻寸前の日本政府が70歳以上の高齢者を切り捨てるという秀逸かつリアルな物語です。作品は姑を介護する嫁の視点で描かれていて、働きづめの夫はその大変さをついぞ知らず、夜中にたたき起こされたり、罵声を浴びせられたり、読むに堪えないような扱いをされます。当然主人公はその法律に万々歳なわけですよね。

 

別に僕は介護をしていませんが、特に祖母に関しては小さい時からよく遊んでもらっていたので、年齢に伴う変化は明らかです。同じことを何度も聞き返すのはもちろん(悠真くんは寒くないの?毛布もう一枚増やそうか?はこの冬何度聞かれたか数知れず)、メモ用紙に「味噌」と書いて渡し、味噌だけを買いに外に出たと思いきや、味噌を買い忘れて大量の食材を買ってきてしまったり、夜中には2時、3時にストーブがついていないか点検しに僕の部屋へ入ってきたり

 

僕も心に余裕がない時には祖母に対して嫌な態度があからさまに出たりします。本当反省ものです。

 

また、祖父母の生活を見ていても僕らと比べると非常に刺激が少ないことが分かります。祖母に関しては1日中家でゴロゴロしていて(基本的に外に出ない)、祖父は2日に1日ほど麻雀かパチンコへ。帰ってきても祖母の世話があり、老々介護だと嘆いています。基本的に外へ出てほかの人と話す機会が皆無なのです。

 

見かねた僕も余っているパソコンをあげてインターネットの世界を教えようとしたり、外へ連れ出そうとするのですが、何かと理由をつけて結局新たな一歩は踏み出せません。

 

この記事は批判とかそういうものではないのです。そもそも20代の僕が高齢者の気持ちなんてわからないのです。でも他と比べることはできます。

 

インディアナMamDadはクリスチャンなので週末には教会へ行き、同世代の人たちと情報交換や長話ができます。東南アジアの特に新興国では家族の結びつきが強く3世代家族も珍しくありません(ちびまる子ちゃん一家のイメージ)。そういったところからヒントを得て、祖父母の生活を豊かにできないかなぁと考えたりしております。

 

彼らについて考えることは、将来の自分について考えるという点で有意義なのではと思うからです。みんなも祖父母を大切にしましょう。