もーりーの徒然

福島県出身の27歳。英語学習、海外、読書、野球。アウトプットの場所。

5.人生における選択

 今週金曜日は自分にとって大きな決断を迫られることになりました。

 

 2年前に知ってからずっと追い続けてきた留学に次いで大学時代に僕がやりたかったこと、内閣府主催の青年国際交流事業。同時に現時点での将来やりたいことNo.1、高校の英語教師。

 

 ありがたいことに内閣府の国際交流事業は選考の末、たくさんの方々のサポートにより参加の内定をいただくことができました。その瞬間はこの上なく嬉しかったですが、同時に今年の後期は半分近く大学を休まなければならないことで、単位取得に黄色信号が点灯しました。

 

 なんとか卒業はできそうですが、問題は教員免許取得のための単位。今年それらを取り逃すと来年の教育実習はなくなり、それはつまり大学卒業と同時に教員免許の取得ができなくなることを意味します。

 

 通信教育による単位取得、他大学への編入などあらゆる手法を考えました。なぜなら1年間の留学で卒業は5年かかることが決まっているのでこれ以上周囲に迷惑はかけられないし、民間企業で勤め始めてから教育実習のために3週間お休みをいただくこともできないからです。

 

 ただそれらもうまくいかず、金曜日に教職担当の教授と交渉すべく大学へ向かいました。

 

レポートによる補填はもちろん、模擬授業の代替案やオフィスアワーの訪問など、できる限り誠実に交渉を行い、なんとか単位取得にこぎつけられないか相談しました。

 

結果はやはり厳しいという回答。

 

「授業への出席回数が足らない、付け焼刃の単位では将来教員になる君のためにならない」といった内容でした。

 

半分結果は分かっていたような気がしましたが、それでもどこかで認めてくれないだろうかという期待を抱いての交渉だったので、その日だけメンタルやられました。「まぁ、やっぱりそうか」ってのと「あー、マジかーー」みたいな。

 

「その事業を今年あきらめれば教職の単位が取れて、来年も応募して受かるんじゃないか?」とその先生に言われました。確かにそうなのかもしれません。

 

    しかし、はっきり言ってメンタルはやられましたが、僕の心はすでに決まっていました。「内閣府の事業に参加する!」と。教員免許が一生取れないと決まったわけではないし、来年その事業に受かる保証はどこにもないし、何より私はこの事業に喉から手が出るほど参加したかったのです。

 

 「バカだなぁ」と思う人もいるかもしれません。でもこれでいいのです。何故なら多くの人の支えのもとに僕自身が選択したのだから。

 

 この1日は僕の人生に後々大きな影響を及ぼすことになるでしょう。そして1つ大きな教訓を与えてくれました。

 

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 それは目の前に2つの道が枝分かれしていた時、確かに周囲の意見に耳を傾け、メリット、デメリットを考慮しますが、最終的に決めるのは自分の意思なのだと。自分が信じて決めた選択ならたとえそれが遠回りだとしても、自分の人生に恥じることも、無駄なこともしてないと思います。

 

 だから自分で決めた以上、その決断の良し悪しではなく、それが正しかったと後から振り返ったときにそう思えるようにエネルギーを燃やして生きていきたいと思いました。